ビジネスや日常生活において、相手との良好な人間関係を築く上で重要となるコミュニケーション力。言語だけでなく、身振り手振りや表情、声のトーンなど、非言語によるコミュニケーションが非常に重要といわれています。今回は、コミュニケーション能力が高い人の特徴や低い原因、コミュニケーション能力を向上させるための効果的な方法などをご紹介します。
コミュニケーションの種類
コミュニケーションには、大きくわけて「言語」「非言語」の2つがあります。
言語コミュニケーションは、意見、意思、考え、価値観、知識、感情などを言葉で伝えるコミュニケーションです。また「伝える」だけでなく、伝えられた内容を受け取って理解する「聴く」スキルも必要となります。
非言語コミュニケーションは、身振り、手振り、表情、視線、声のトーンなど、言葉以外の部分で情報を発するコミュニケーションです。「目は口ほどに物を言う」ということわざもありますが、非言語コミュニケーションは言葉以上に大きな役割を果たすといわれています。
コミュニケーション能力が高い人の特徴
コミュニケーション能力が高いと呼ばれる人には、どんな共通点があるのでしょうか。先ほど述べた4つの要素ともリンクした以下のような特徴があるといえます。
「伝える」だけでなく、「伝わる」ことを重視している
コミュニケーションには必ず相手がいますので、単に自分のいいたいことを伝えればいいわけではなく、相手がきちんと理解できるように「伝わる」コミュニケーションをする必要があります。具体的には「伝えるべきポイントを明確にした上で伝えている」「相手に伝わる言葉や話し方を選ぶ」「相手の興味を引く話の引き出しをもっている」などの特徴があります。
傾聴のスキルが高い
傾聴とは、単に話を「聞く」のではなく、相手の話に丁寧に耳と目と心を傾けて、真摯な姿勢で相手の話を「聴く」会話の技術です。このスキルを活用することで、相手を深いレベルで理解できるようになり、信頼関係を構築しやすくなります。傾聴力はコミュニケーション能力の一つといえます。
身振り手振りや話し方なども意識している
たとえばプレゼンテーションをする際、提案する内容だけでなく、身振り手振りを交えたり、話し方や話すスピードを意識したりすることも重要になります。こうした言葉以外の情報も含めて、相手に伝わるような工夫ができることもコミュニケーション能力の一つといえます。
相手に興味・関心を持つ
相手の言葉を深く理解し、相手の非言語コミュニケーションから本当の想いをくみ取るには、何よりも大切なのが相手に興味・関心を持つことです。相手を知ろうとすることで「具体的にはどういうことですか」「もっと詳しく教えてください」といった質問につながり、より深いコミュニケーションが生まれていきます。また興味・関心を持って相手を観察することで、表情や声のトーンの変化に気づいたり、相手の感情を敏感に受け取ったりすることができます。
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